https://github.com/shinh/bflisp
Lisp インタプリタを作りました。 Brainfuck で。
だいたい sedlisp や beflisp や makelisp と似たようなことができます。ちょっとバグあるみたいですが。
Malbolge は実装不能だと思うので、これ以上なくキツいターゲットじゃないかと思っています、ので Lisp シリーズはこれで最後でないかと。というか現世的な速度で動くとは思ってなかった。月なみですが、今のパソコン速いですねー。
実現は簡単な 16bit ハーバードアーキの CPU を定義して、魔改造した 8cc で lisp.c をその CPU のアセンブリにコンパイル、そのアセンブリなどから Brainfuck を生成、という感じになってます。実行は最適化機能つきの 8bit Brainfuck インプリタでやってます。ある程度最適化しないとまともな速度で動かないと思います。
メモリとかなかなか大変で。 Brainfuck で 16bit アドレス空間の load/store を現実的な速度かつコードサイズで実現する方法がなかなか思いつかなかったのですが、今回思いついたから作業始めた、という感じでした。
仮想 16bit CPU を挟んだのは、 @rui314 さんが sedlisp くらいの時から、直接やるんじゃなくて間に中間的な複雑さのなにかを挟んだ方が簡単じゃないの?って言ってて、それを採用した感じです。 sed/befunge/make の時は挟まない方が簡単だと今でも思ってますが、 Brainfuck 直行はまあムリゲー感しか無いです。
Befunge の時は LLVM bit code からだったのですが、 8cc にしたのは Brainfuck 上で C コンパイラ自体を動かすという夢があるからです。これ実現するにはまだまだやること多いはず…です。 8cc 大変いじりやすくてありがたかったです。