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言葉責めの会

http://shinh.skr.jp/h/?AlohakunKotobaZeme

とにかくあろは先生多忙で疲れてる中ありがとうございますというのが感想です。私の大学での研究とか5分も問い詰められたら泣き出します。

今までは、

  1. 先生: Prolog だと仕様に how を入れんと解けん部分がある
  2. 先生: ET だと解っけまーすウッハー
  3. 生徒: え、どうやってるの?実装は?
  4. 生徒: ETI とかあるけどできる気配ないお (;-;)
  5. 生徒: 理論的にはどうなってるの?
  6. 先生: 論文参照。でもまだ出版されてないもげもげも

で、ただ単に、うさんくさい、というだけの感想になっていたと思う。このへんは当日も言ったんだけど、

  1. 実装ができている
  2. 理論的にできることがわかっているが実装は無い
  3. 理論的にできるともできないともわかっていない
  4. 理論的にできないことがわかっている

みたいな状態 + あろはさんが説明できるか否か、でたぶん 8 つくらいステートがあるんだけど、にも関わらず、 ET だと解けますウッハーだけ見てその理由がさっぱりわからない、というようなことで、まぁとりあえず全部あやしいと思うしか無いにゃー、と、実際以上に低い評価をしてしまってた、っていう感じだと思う。正直もったいないと思う。

私がわかったこととしては(間違ってるかもだけど)、

  • Prolog では「理論的にできないことがわかっている」ことがある
  • ET の枠組みを導入することによって「理論的にできるともできないともわかっていない」状態になった
  • ただ(私の理解では)、 ET は等価変換なる色んな部品を刺し込むためのメタ部品的な物体で、「僕に無敵の部品を差し込めば無敵になる可能性があるんだ!」と主張しているに近い部分もあるんじゃないかと思った
  • とはいえ、全く議論ができなかった状態から、できる状態にした、っていうところには一定の価値があるのだと思う。その価値がどの程度なのかは、他を知らないので評価できる立場に無いと思う
  • また、 Prolog には実際できない例に対して、ルールを仕様から自動導出して適切に解けるようになった例もあるらしい。どうやったか、は今のところ論文すら無いらしい
  • ただ導出したルール群のプライオリティは誰がつけるのか、その自動導出が必ずうまく行くのか、逆に悪いルールに迷い込む可能性は無いのか、なども明確な解答が無かったと思う。 m0h1can さんの言及が詳しい http://ratiwo.blogspot.com/2008/09/et-seminar.html
  • 個人的に一番気になっていた、「仕様から最適なバイナリを導き出せる」はまぁ「僕に無敵の部品を〜」レベルだと感じました。良きかな

なぜ良きかなというと、私は割と理想とされるところの、仕様書いたら2分でさいきょーコードが出てきます、的なものは全然望んでないし、全く根拠はありませんが私が死ぬまでくらいなら全然できないんじゃないかなーと「希望的観測」を持ってるからじゃないかと思います。最適化とか勝手にやられたら wo さん路頭に迷ってゴルフ場も廃墟、みたいな感じで人権に関わる問題です。最適化の自由をプログラマに。いつもながら このへんの話 は非常に共感できるものが。特に「設定である」のあたり。この手の話する時は設定次第で自分の意見がしょっちゅう変わってる気がします。

しかし、この希望的観測が正しい==ロボに口語で命令して掃除とかしてもらうとかが死ぬまで実現されない、ってことでもあって、難しいところです。

まぁ結局のところ、現状では色んなことを議論の俎上に乗せた、ってあたりが一番偉い部分なのかなぁと思いました。どっちかというと、「あああれはやはりできる可能性はあるけど今のところ実現できてないのね」っていう部分がいくつかはっきりして、うさんくささが減っていった感じだと思う。他の人も似たようなこと書いてる人が多いので、オーバーテクノロジーなことを書く時はきちんと「できる可能性がある」などを語尾につけた方がいいんじゃないかなぁとお節介ながら思った(し当日も言った)。

ともかくあろは先生ありがとうございました。あと会場提供や当日のほげほげをやっていただいたサイボウズラボの特に herumi さんありがとうございました。これだけ色々わかった(気になってるだけかもですが)のはやはりある程度フォーマルな形でやれたからかなぁと思います。とにかく感謝。

あとそういえばさかいさんとかのやってる量子計算うんぬんの議論は読むべきだと思ってるんだけど、まぁ圏論とかよくわかんね、と逃げてるのは良くないね。今ちょっと読んでみたけどわかんね。自分で説明書こうにも Nielsen&Chuang の劣化コピー止まりだろうし難しい。

なにかあれば下記メールアドレスへ。
shinichiro.hamaji _at_ gmail.com
shinichiro.h