ガリレイとか

http://www.kmonos.net/wlog/42.php#_0040040923

を見てなんとなく見て思ったこと。元の議論を探してもいない上に反応にもなっていない。

座標系に関しては非慣性系を取るより慣性系を取るのがたぶん自然な考えなので、太陽が回っていると言って良いのでは。

自然科学を学習する場合、全てを実験するわけにもいかんので、何かを信じなければならないのは仕方が無いことかと。その際信じるのは、教科書に載っている結論「地球は太陽を回っている」ではなく、「他の惑星を観測すると不規則に動く」の方を信じるのが得策だと思います。例えば私は相対論の正しさを信じてますけど、それは何か実験したから信じてるわけでも(そもそもμ粒子捕まえる実験くらいしか相対論の証拠になりそうなことしてないし)、教科書に載ってるから信じているわけでもなく、多くの信頼に足りる実験事実が相対論によって説明できるからに他なりません。

信じると言えば、物理屋は何かいろんな宗教的なものを信奉していて面白いです。顕著なのが「この世は比較的単純な機構で成り立っている」という宗教でしょうか。まるでそれを原理であるかのように利用して正しい式を導いていったりしますからねぇ…「数学的にありえる一番シンプルな式はこれであり、また、これは現実に適合している」とかそういう論法。こういうありきたりな文章にはありきたりなアインシュタインの引用。

The most incomprehensible thing about the world is that it is comprehensible.

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