ワンダと巨像

とても面白かった。ほとんど一日でクリアするとか愚かだと思った。エンディングの後のセーブデータによると14時間ほどらしい。

世界の雰囲気がいいとか、グラフィック綺麗とかサウンド綺麗とかはおいておいて、システム的に良いところは、やたらでかい敵を色々考えてたおす、ってところに集約されてるのかな、と。

面白かったんだけど、でも、なんか誉め言葉はあまり出てこなくて不思議。「うおー、でけー」なんてのを始めとした演出とかのすばらしさが第一義的な魅力だから説明しにくいのか。

んで不満なのは…ちょっとネタバレ(1-3体目の巨像と、アレは結局使わなかったね、って内容)入るんで続きを読むにしておく。


序盤難しい。私の頭が弱いだけかもしれないけど1-3体目がさっぱり倒せなかった。んでイライラした。慣れたらだいたいヒントもらってそれなりの時間で倒せた感じ。最初3体で5時間くらいかかったんじゃなかろうか。

ちなみに、1-3の苦労した理由。1体目は操作に慣れてないとか、そもそも1体目はきっと練習で死ぬほどヌルい巨人だから登らなくていいという固定観念があったとかで。2体目は弓持ってるって気付かなかった。ひたすら曲乗りでタイミング良く足を斬りつけるのにチャレンジ!とかやってた。3体目はあのヒントからあの解決は想像できませぬ。あと落ちたら全然戻れなかった。…頭弱いだけかもしれない。

逆に探索フェーズはちゃんとだんだんと面倒な場所にいるようになっていて良かったと思った。

プレイヤーがすべきアクションがワンパターンかな。2体目で使う気まんまんだった曲乗りとか使わんかったやん!とか、ジャンプ地面つきさし必須な巨像(取りついたら即振り落とされる)とかいないんかい!とか。

あと手って一回しか使ってないぞ。食料とか一つも取ってないし。

謎解きが基本的に難しいのが一個、っての決まってるのがどうも。簡単な謎解きをホイホイさせるとかもいいと思うんだけど。それじゃICOになるのかな。

謎解かれて、特に弱点に取りつかれてからのボスが基本的に死を待つだけ、ってのも。ふりほどきだけじゃなくてもっと変なことさせるとかなんか無かったのかな。というか手でつかんで捨てるとか叩いて潰すとかしない巨像はそうとう頭がわるいんじゃないかと思った。

結局 ICOの時の感想 に近いのかな。 ICO よりシステムが面白かったぶん、そのシステムの気にいらない部分ばかりが感想になる、と。

あとまぁカメラがヤバいとか、馬が障害物にカスって半回転しちゃう(要するに気がついたら進行方向が逆になってることがあった)とか、まぁシステム的にも気になりポイントはチラチラ。

んー、全体的にワンパターンだという不満が多いわけか。巨像にひたすら登頂するだけの部分があるとか。あとは修練すれば変態動作ですごいことも可能!とかが無いことか。これは ICO やらワンダに求めることじゃないんだろうけど。

でも面白かったんだ。ただ言いつけを守って1日1殺にした方が楽しめた気もする。

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