Kunoichi

中古で 1500円。異様に安かったのはやはりというかなんというか。一応全モードクリアしてシークレットコインとやらもほとんど集めました。

Shinobi の続編。感想は前作とほとんど同じだなあ (http://d.hatena.ne.jp/shinichiro_h/20040316#p1)。面白いゲームだと思います。

3D のアクションゲームなんですけど、少し考えたり実際作ってみるとわかるんですが、 3D のアクションゲームって 2D のアクションゲームに比べて楽に操作できるインターフェイスを作りにくいわけです。で、だいたいの 3D アクションゲームは楽に操作できる変わりにプレイヤーができることをある程度制限しちゃってる気がするのです。ですが、このゲームでは楽な操作をある程度犠牲にしてプレイヤーができる可能性を広げてる感じだと思います。だから PS2 のパッドをアナログ二本・十字キー・ ABXY 四ボタン・ L1L2R1R2 とスタートとセレクト以外はゲーム中に全て使用するというものすごい設計になってます。だからもうある程度うまく動かせるようになった時の全能感はなかなか爽快です。この感覚こそがアクションゲームでもっとも楽しい感覚なんじゃないかと思う。このゲームの場合、やはり空中殺陣(これ「くうちゅうたて」って発音するわけ?とても不自然) 時の全能感はそれはそれは心地良いと思います。私は 100殺陣ムービーを(http://kunoichi.sega.jp/timeattack02dx.html) 見てからこのミッションがやりたくてやりたくて一生懸命コイン集めなどしたのですけど、やはりこのミッションは楽しかったです。

…が、やりこむ気が今一つ起きないのは何故なんだろうねえ。理由は複数考えられて、昔に比べて私の情熱が無い、時間が無い、ゲームがそこまで面白くない、ネットにあるすごいムービーに到底叶う気がしない、など。たぶん理由は全部の混合なんですけど、ゲームがそこまで面白くないというのは川瀬さんがロケットジャンプとかを駆使してすいすい動くようになった時よりも全能感が少ないことに起因する気がする。いや、カイの冒険のカイの方がちゃんと動くようになった時の全能感は高かった気もする。あんな単純な動きしかできないくせに。

さて、なんで全能感が低いか、っていうことを考えるとうまくなってもプレイヤーキャラが爽快な動きをするようになるわけではないことに起因している気がします。このゲーム、ある程度うまくなると比較的短期間で私が一番爽快に感じる空中殺陣はそれなりにこなせるようになってしまうのです。で、ある程度こなせてしまうのは開発者も気付いてたのでしょう、敵がやたらと妨害するわけです。で、うまくなるとさらに爽快なプレイで敵をばったばったとなぎ倒せるようになる…と良かったと思うのですけど、どちらかというと地味な回避や、敵のパターンを覚えることによって地味にうまくなっていくのです。川瀬さんがうまくなればなるほどわけのわからん動きをするようになってそれがたまらなく楽しかったようにはならないわけです。

ああアクションゲーム作りたいなあ…ああ何書いてるかわからんなあ…

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