古典力学の形成

山本義隆。図書館にて。おもしろかった。

微積発見者であると主張して自作自演を行い、人に反論されるのが嫌で本をなかなか書かず、反論が嫌で嫌で仕方が無いのでわざと難しくプリンキピアを書いた Newton と、明らかにプリンキピアを見てから書いた論文をそうじゃないと主張した Leibniz という人格的にどうかと思うような二人と、明らかに最小作用の原理の発見者であるはずなのに功績を譲り、30歳年下の Lagrange の才能を二度の手紙のやり取りで見抜いた Euler と、善良との誉まれを色んな人から受け、フランスの大変動時代にそれぞれの権力に仕えながら誰からも悪口を言われなかった Lagrange の対比が面白かった。

Newton はとにかく賢いということがわかりました。変な補助線とか気付きすぎ。ちゃんとプリンキピアの解説書ける山本義隆も賢い。すごい。

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